プロフィール
馬名:ティコティコタック
生年月日:1997年3月11日
馬主:バンブー牧場
生産者:バンブー牧場
調教師:松田正弘
血統
父:サッカーボーイ(阪神3歳S、マイルCS)
母:ワンアンドバンブー
母父:ブライアンズタイム(フロリダダービー、ペガサスH)
競走成績
通算成績:22戦4勝[4-2-4-12]
獲得賞金:2億2281万円
主な勝鞍:秋華賞
ストーリー
4歳(2000年)
ティコティコタックは1997年3月11日、バンブー牧場で誕生した。
3月26日、阪神ダート1200m4歳未出走戦でのデビューを迎えるが、着差ありの5着と惨敗してしまう。さらに連闘で阪神ダート1400mへ距離延長するが、先行策も7着と惨敗。そして再び阪神ダート1200mへ距離短縮するも11着で相手にならず。舞台を変え京都芝1400m戦へ出走し、惜しくも3着と敗れてしまうが芝への適応力を評価され今後は芝へとシフトチェンジすることとなった。そして中京芝1800mへ舞台を変えて、好位から早めの仕掛けで差し切り5戦目にしてようやく初勝利を飾った。
昇級初戦は、阪神芝1600m4歳500万下の条件戦へ出走。レースは後方からの競馬なるが、上がり3ハロン圧倒的な末脚を見せ1着入線となる。しかし、道中不利を与えたと判断され6着に降着となってしまう。その後同舞台で再びレースに臨み5着と敗れてしまうが、札幌芝2000m戦へと舞台を移し見事な差し切り勝ちで2勝目を飾った。昇級後も札幌で在厩し札幌芝1800mHBC杯では3着、さらに札幌芝2000mHTB賞でも4着と中々勝ち切れないが、札幌芝1800m大倉山特別で好位から早め先頭へ抜け出し見事3勝目を飾った。
10月15日、京都芝2000m秋華賞(G1)でG1初挑戦となった。人気は優駿牝馬(オークス)勝ち馬シルクプリマドンナや桜花賞馬チアズグレイスらが人気する中、オープンクラスの勝利がないことから10番人気となった。レースは中団馬群の前を走る展開となり、レースは進んでいく。3コーナー過ぎから馬群が少しづつ詰まると内ラチ沿いの経済コースをスムーズに走っていくと、馬群は横に広がり最後の直線へ。後方勢が中々追い込めずにいる中、逃げ粘るヤマカツスズランを追うチアズグレイスを内から交わし追っていく。そしてゴール前でヤマカツスズランを交わし見事G1初挑戦での初制覇となり、このレースから初騎乗の武幸四郎騎手にとってもG1初制覇となった。その後は阪神芝1600m阪神牝馬特別(G2)へ出走するが、着差ありの3着と敗れてしまう。
5歳(2001年)
5歳初戦は、京都芝1600m京都牝馬S(G3)へ出走し、好位から追い込みを見せるも6着と敗れてしまう。その後も中京芝2000m中京記念(G3)へ出走するが、先行策を生かせず4着、さらに夏の札幌芝1800mクイーンS(G3)では後方から追い込めず6着と敗れ勝利から遠ざかっていく。しかし続く東京芝1800m府中牝馬S(G2)では、得意の早仕掛けからの競馬でゴール直前で勝ち馬にクビ差で交わされるが2着と好走し、重賞勝利が見えてきていた。
11月11日、京都芝2200mエリザベス女王杯(G1)でG1二度目の挑戦となった。人気はこの年の桜花賞・秋華賞の二冠馬テイエムオーシャン、優駿牝馬(オークス)勝ち馬レディパステルらが人気する中、昨年の秋華賞を勝ったことが評価され5番人気となった。レースは中団からレースを進めていくと、2頭が馬群を一気に放し逃げていく展開となる。3コーナーから4コーナーで中団馬群が動き始め少しづつ先頭との差を詰めていくと、直線中団馬群真ん中から抜け出し追っていく。先に抜け出したレディパステル・テイエムオーシャン・トゥザヴィクトリーとの差を詰めると先頭に出たトゥザヴィクトリーを内から追い込み、後方から追い込んできたローズバドとの3頭で馬体を合わせ入線する。しかしハナ差、ハナ差で3着と惜しくも敗れてしまう。その後は中京芝1800m中京新聞杯(G3)で4着と敗れ、この年はG1で馬券に絡む好走を見せたが未勝利に終わってしまう。
6歳(2002年)
1年半ぶりの勝利を目指し東京芝2200mAJCC(G2)へ出走するが8着と敗れ、中山芝1800m中山牝馬S(G3)でも5馬身離される2着に敗れてしまう。そして8月11日、クイーンS(G3)で4着に敗れたのを最後に競走馬として引退することとなった。
繁殖牝馬(2003年~)
引退後はバンブー牧場で繁養牝馬となり12頭産駒を送り出すこととなるが、2008年産アグネスタキオンとの仔コモノドラゴンが2勝を挙げるなどJRA通算4勝と少なく成績は良くなかった。2018年に繁養牝馬として引退をし、現在はバンブー牧場で功労馬として繁養されている。
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