エピファネイア産駒の適正距離がわからない!そんなあなたのためにこの記事を書きました。
この記事は、エピファネイア産駒の適正距離を把握することにより、馬券の回収率を高めることを目的に作成しています。
エピファネイア産駒の適正距離を把握して、稼ぎまくりましょう!
【血統背景】父エピファネイアの距離適性・成り立ち
エピファネイア産駒の適正距離を確認する前に、父エピファネイアの距離適性を、血統背景から確認していきます。
父エピファネイアの適正距離
エピファネイアの重賞成績は次のとおりです。
芝2000m
・ラジオNIKKEI賞(G3)1着
・弥生賞(G2)4着
・皐月賞(G1)2着
・産経大阪杯(G2)3着
・QE2世C(香港G1)4着
・天皇賞・秋(G1)6着
芝2400m
・東京優駿(G1)2着
・神戸新聞杯(G2)1着
・ジャパンC(G1)1着
芝2500m
・有馬記念(G1)5着
芝3000m
・菊花賞(G1)1着
芝2000mの重賞は、6戦してG3を1勝したのみですが、芝2400mは3戦してG1を含む2勝しています。また、芝3000mの菊花賞も見事に勝利していますね。
この結果から、エピファネイアにとっては2000mでもまだ少し短くて、2400mが丁度良かったのだろうと推察できます。
父父シンボリクリスエスの適正距離
シンボリクリスエスの重賞成績は次のとおりです。
芝2000m
・天皇賞・秋(G1)1着
・天皇賞・秋(G1)1着
芝2200m
宝塚記念(G1)5着
芝2400m
・青葉賞(G2)1着
・東京優駿(G1)2着
・神戸新聞杯(G2)1着
・ジャパンC(G1)3着
・ジャパンC(G1)3着
芝2500m
有馬記念(G1)1着
有馬記念(G1)1着
天皇賞・秋(2000m)と有馬記念(2500m)を2勝しているのに対し、ジャパンC(2400m)は2年連続3着となっているが、苦手というわけではなく、中距離以上が得意な馬だと考えます。
父母シーザリオの適正距離
シーザリオの重賞成績は次のとおりです。
芝1600m
・桜花賞(G1)2着
芝1800m
フラワーC(G3)1着
芝2000m
米オークス(米G1)1着
芝2400m
オークス(G1)1着
サンプルは少ないですが、オークス(2400m)では勝利しているのに対して、桜花賞(1600m)では2着に敗れているため、中距離以上が得意な馬だと考えて良いでしょう。
以上のことから、2400mが得意なエピファネイアは、中距離以上が得意な両親から生まれてきたことが判りました。
では、エピファネイアの子もまた長距離が得意なのでしょうか?確認していきましょう。
【稼ごう!】エピファネイア産駒の適正距離(狙い目)
エピファネイア産駒のレース実績を元に適正距離を分析していきます。この記事内では、芝レースについてのみ取り扱います。理由は、エピファネイア産駒がダートで活躍していないためです。詳細を確認する場合はこちらの記事を御覧ください。
エピファネイア産駒の距離別成績(回数・勝率・連対率・複勝率)
〇各距離における1着・2着・3着数
距離 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 合計数 |
芝1200 | 6 | 4 | 2 | 34 | 46 |
芝1400 | 1 | 4 | 3 | 42 | 50 |
芝1600 | 17 | 15 | 10 | 84 | 126 |
芝1800 | 3 | 11 | 9 | 69 | 92 |
芝2000 | 14 | 16 | 8 | 59 | 97 |
芝2200 | 2 | 2 | 3 | 8 | 15 |
芝2400 | 2 | 3 | 2 | 9 | 16 |
〇各距離における勝率・連対率・複勝率
距離 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 4着以下 | 合計数 |
芝1200 | 13.04% | 21.74% | 26.09% | 73.91% | 46 |
芝1400 | 2.00% | 10.00% | 16.00% | 84.00% | 50 |
芝1600 | 13.49% | 25.40% | 33.33% | 66.67% | 126 |
芝1800 | 3.26% | 15.22% | 25.00% | 75.00% | 92 |
芝2000 | 14.43% | 30.93% | 39.18% | 60.82% | 97 |
芝2200 | 13.33% | 26.67% | 46.67% | 53.33% | 15 |
芝2400 | 12.50% | 31.25% | 43.75% | 56.25% | 16 |
回数・勝率・連対率・複勝率の4データを見ると、1600m・2000m・2200m・2400mの結果が優秀のように見えますよね?しかし、実はこれには落とし穴があります。回収率ベースで見てみましょう。
エピファネイア産駒の距離別成績(回収率・累計収支)
〇各距離における単勝回収率・複勝回収率・累計単勝収支・累計複勝収支
距離 | 単勝回収率 | 複勝回収率 | 累計単勝収支 | 累計複勝収支 |
芝1200 | 38% | 56% | -2,852 | -2,024 |
芝1400 | 3% | 48% | -4,850 | -2,600 |
芝1600 | 295% | 114% | 24,570 | 1,764 |
芝1800 | 8% | 76% | -8,464 | -2,208 |
芝2000 | 321% | 113% | 21,437 | 1,261 |
芝2200 | 156% | 172% | 840 | 1,080 |
芝2400 | 20% | 58% | -1,280 | -672 |
落とし穴は芝2400mです。芝2400mは、勝率12.5%、複勝率43.75%にも関わらず、回収率は100%を大幅に下回っています。これは、人気が非常に高い馬(強い馬)ばかりが結果を残しているためで、この距離が得意というわけではないと考えられます。
単勝回収率は、芝2000mでは321%、芝1600mでは295%あり、買い続けるだけで3倍に稼げる脅威の成績です。また、複勝回収率は、実績が少ないながらも芝2200mが好調です。
それから、根幹距離(1200,1600,2000,2400)は非根幹距離(1400,1800,2200)と比較して成績が良いです。距離適性は、単に距離の長短だけに左右されるものではなく、根幹・非根幹という概念があることも理解しましょう。
エピファネイア産駒はなぜ父エピファネイアより適正距離が短い?
前半で、エピファネイアは中距離以上が得意な両親から生まれた、長距離適正抜群の馬だという説明をしました。ではなぜ産駒は長距離よりも1600mや2000mが得意なのか?という疑問が浮かぶと思います。
これは恐らく、活躍しているエピファネイア産駒の多くが『牝馬』であるためだと考えます。牝馬は牡馬と比較すると瞬発力やスピードに長ける傾向にあるため、父エピファネイアよりも若干短い距離での活躍が目立っているものと思います。
今後活躍する牡馬が現れてきた場合には、長距離での活躍も見られることでしょう。
エピファネイアについてさらに学習
コメント