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2019.11.10 京都競馬場 エリザベス女王杯G1(リムクロ)

2019 エリザベス女王杯 出走表

馬番馬名性別年齢騎手斤量調教師種牡馬母父
11ブライトムーン5福永祐一56大久保龍ルーラーシップルアシェイアフジキセキ
12ラッキーライラック4スミヨン56松永幹夫オルフェーヴルライラックスアンドレースFlower Alley
23シャドウディーヴァ3松山弘平54斎藤誠ハーツクライダイヤモンドディーバDansili
24ウラヌスチャーム4マーフィ56斎藤誠ルーラーシップアメジストリングフジキセキ
35ポンデザール4藤岡康太56堀宣行ハーツクライジョコンダ2Rossini
36クロコスミア6藤岡佑介56西浦勝一ステイゴールドデヴェロッペボストンハーバー
47レイホーロマンス6岩崎翼56橋田満ハービンジャースズカローランサンデーサイレンス
48クロノジェネシス3北村友一54斉藤崇史バゴクロノロジストクロフネ
59アルメリアブルーム5武豊56高橋康之ドリームジャーニーアルメーリヒネオユニヴァース
510フロンテアクイーン6津村明秀56国枝栄メイショウサムソンブルーボックスボウサンデーサイレンス
611ラヴズオンリーユー3M.デム54矢作芳人ディープインパクトラヴズオンリーミーStorm Cat
612センテリュオ4ルメール56高野友和ディープインパクトアドマイヤキラメキエンドスウィープ
713サトノガーネット4坂井瑠星56矢作芳人ディープインパクトビートリックスキッドVictory Note
714ゴージャスランチ4幸英明56鹿戸雄一マンハッタンカフェシーキングマイラブSeeking the Gold
715ミスマンマミーア4浜中俊56寺島良タニノギムレットサンデーメモリーサンデーサイレンス
816スカーレットカラー4岩田康誠56高橋亮ヴィクトワールピサヴェントスウォーエンブレム
817サラキア4川田将雅56池添学ディープインパクトサロミナLomitas
818レッドランディーニ4池添謙一56石坂正ディープインパクトレッドメデューサMr. Greeley

2019 エリザベス女王杯 過去10年

過去10年 勝馬

開催年馬名性別年齢騎手人気着順頭数種牡馬母父馬馬主生産者
2018リスグラシュー4モレイラ3117ハーツクライAmerican Postキャロットファームノーザンファーム
2017モズカッチャン3デムーロ5118ハービンジャーキングカメハメハキャピタル・システム目黒牧場
2016クイーンズリング4デムーロ3115マンハッタンカフェAnabaa吉田千津社台ファーム
2015マリアライト4蛯名正義6118ディープインパクトエルコンドルパサーキャロットファームノーザンファーム
2014ラキシス4川田将雅3118ディープインパクトStorm Cat大島昌也ノーザンファーム
2013メイショウマンボ3武幸四郎2118スズカマンボグラスワンダー松本好雄高昭牧場
2012レインボーダリア5柴田善臣7116ブライアンズタイムノーザンテースト田中由子大栄牧場
2011スノーフェアリー4ムーア1118IntikhabCharnwood Forestアナモイン社Windflower Overseas Holdings Inc
2010スノーフェアリー3ムーア4118IntikhabCharnwood Forestアナモイン社Windflower Overseas Holdings Inc
2009クィーンスプマンテ5田中博康11118ジャングルポケットサクラユタカオーグリーンファーム社台ファーム

過去10年 種牡馬分析

過去10年のエリザベス女王杯で5着以内に入選した馬の種牡馬別集計は次のとおり

種牡馬1着数2着数3着数4着数5着数6着以下数勝率連対率複勝率
ディープインパクト22404147.70%15.40%30.80%
Intikhab200000100.00%100.00%100.00%
ハーツクライ12000611.10%33.30%33.30%
マンハッタンカフェ11010107.70%15.40%15.40%
ジャングルポケット11000320.00%40.00%40.00%
ハービンジャー10101316.70%16.70%33.30%
ブライアンズタイム10001133.30%33.30%33.30%
スズカマンボ10000420.00%20.00%20.00%
ステイゴールド0201060.00%22.20%22.20%
フレンチデピュティ0100120.00%25.00%25.00%
パラダイスクリーク0100010.00%50.00%50.00%
キングカメハメハ0041070.00%0.00%33.30%
スペシャルウィーク0010110.00%0.00%33.30%
アグネスタキオン0001170.00%0.00%0.00%
クロフネ0001040.00%0.00%0.00%
メイショウサムソン0001030.00%0.00%0.00%
シンボリクリスエス0001030.00%0.00%0.00%
ゴールドアリュール0001010.00%0.00%0.00%
ヴィクトワールピサ0001000.00%0.00%0.00%
Lomitas0001000.00%0.00%0.00%
タニノギムレット0000140.00%0.00%0.00%

種牡馬の活躍傾向からディープインパクト産駒の5歳馬の活躍が少なかったり、キングカメハメハ産駒の活躍が少ない点は簡単に導き出されるが、今回は該当する出走馬がいない。種牡馬の面からダイレクトに馬券に絡む馬と絡まない馬を判断するのは困難だと言える。今回は他の要件を重視することとしたい。

過去10年 年齢分析

過去10年のエリザベス女王杯の年齢別集計は次のとおり

年齢1着数2着数3着数4着数5着数6着以下数勝率連対率複勝率
3歳34352247.30%17.10%24.40%
4歳53626339.10%14.50%25.50%
5歳22132453.60%7.30%9.10%
6歳01000130.00%7.10%7.10%
7歳0000060.00%0.00%0.00%
8歳0000020.00%0.00%0.00%

過去10年は全て5歳以下の馬が勝利しており、6歳以上で馬券に絡めたのもわずか1頭のみである。3歳馬と4歳馬の成績の良さが著しい。

6歳以上の馬は、クロコスミア、フロンテアクイーン、レイホーロマンスの3頭であるが、フロンテアクイーンは前走・府中牝馬ステークスで好走しており、取捨選択を年齢のみで行うのは難しい。また、クロコスミアはエリザベス女王杯を2年連続2着と相性が良い。これの背景としては、京都2200mのタフなレースを、逃げ切れるスタミナと集中力を持ち合わせた牝馬がなかなかいないことにある。クロコスミアのような晩成型は、加齢による能力の低下は緩やかなため、他馬からノーマークだと馬券に絡む可能性が残るだろう。

5歳馬の成績も、3歳馬4歳馬と比較すると落ちる傾向にある。勝った5歳馬は2009年のクィーンスプマンテ(11番人気)と2012年のレインボーダリア(7番人気)であり、1番人気馬にマークが集中している中でノーマークの人気薄馬が勝利した形である。また、4歳までに十分な成績を残した強牝馬は、エリザベス女王杯を最終ゴールに見据えておらず、牡馬との混合レースに参戦するために成績が伸びていないということもあるだろう。

4歳馬は、丁度この頃が一般的にピークを迎える時期であり、その馬の能力を最大限に活かせるため、当然成績も良い。今回エントリーしている19頭中11頭が4歳馬なのもそのためである。しかし今年のエリザベス女王杯に至っては、4歳馬でG1を勝利しているのはラッキーライラックのみであり、ほとんどの馬が重賞すら勝利していない状況にある。また、ラッキーライラックの勝利したG1も、2歳牝馬限定レースのため圧倒的な実績とまでは言えない。一方で、G1勝利はないものの、府中牝馬ステークス(G2)を物凄い末脚で勝ったスカーレットカラーの実績は評価したい。

3歳馬は、クラシックで活躍した勢いのままにエリザベス女王杯でも活躍することが多い。特に、秋華賞で活躍した馬には要注意だ。春のレース時点で完全に仕上がっている馬はまずいない。成長の早さを活かした勝利である可能性もあり、秋の活躍の方が信憑性は高い。今年の3歳馬は、クロノジェネシス、シャドウディーヴァ、ラヴズオンリーユーの3頭であるが、クロノジェネシスラヴズオンリーユーは、牝馬クラシックの冠を分け合った2頭である。(もう一頭のグランアレグリアは不在)2頭とも一線級の3歳馬であり、ここでも活躍が期待できる。

過去10年 馬番分析

過去10年のエリザベス女王杯の馬番別集計は次のとおり

馬番1着数2着数3着数4着数5着数6着以下数勝率連対率複勝率
1番11100710.00%20.00%30.00%
2番0001180.00%0.00%0.00%
3番20011620.00%20.00%20.00%
4番0110080.00%10.00%20.00%
5番11110610.00%20.00%30.00%
6番10100810.00%10.00%20.00%
7番10200710.00%10.00%30.00%
8番0010090.00%0.00%10.00%
9番0300160.00%30.00%30.00%
10番0011260.00%0.00%10.00%
11番0100080.00%11.10%11.10%
12番21000720.00%30.00%30.00%
13番0000280.00%0.00%0.00%
14番0001180.00%0.00%0.00%
15番10130510.00%10.00%20.00%
16番0010260.00%0.00%11.10%
17番0002060.00%0.00%0.00%
18番12000414.30%42.90%42.90%

エリザベス女王杯が行われる京都2200mのコースは、枠番による有利不利はあまりない傾向にある。これは、最初のコーナーまでの距離が十分にあり極端に大外をまわる馬が少ないことと、コースの形状が特殊なため、他の要素の方が大きく影響しているからだと言える。

過去10年 騎手分析

過去10年のエリザベス女王杯で5着以内に入選した騎手の集計は次のとおり

騎手1着数2着数3着数4着数5着数6着以下数勝率連対率複勝率
M.デム20200328.60%28.60%57.10%
ムーア20000340.00%40.00%40.00%
川田将雅11012312.50%25.00%25.00%
蛯名正義10200512.50%12.50%37.50%
武幸四郎10000233.30%33.30%33.30%
柴田善臣10000150.00%50.00%50.00%
モレイラ100000100.00%100.00%100.00%
田中博康100000100.00%100.00%100.00%
岩田康誠0400040.00%50.00%50.00%
ルメール0111410.00%12.50%25.00%
池添謙一0103130.00%12.50%12.50%
内田博幸0100110.00%33.30%33.30%
和田竜二0100030.00%25.00%25.00%
熊沢重文0100000.00%100.00%100.00%
浜中俊0020130.00%0.00%33.30%
藤岡康太0010060.00%0.00%14.30%
三浦皇成0010020.00%0.00%33.30%
安藤勝己0010000.00%0.00%100.00%
福永祐一0001070.00%0.00%0.00%
藤岡佑介0001030.00%0.00%0.00%
酒井学0001020.00%0.00%0.00%
戸崎圭太0001010.00%0.00%0.00%
柴田大知0001000.00%0.00%0.00%
幸英明0000140.00%0.00%0.00%

デムーロ騎手が2勝しており、騎乗していた馬も3番人気と5番人気のため、騎手の能力を以って勝利に導いたと言ってもよいだろう。今年は精彩を欠く場面もあるデムーロ騎手だが、今回のエリザベス女王杯においてはどのような騎乗を見せるだろうか。

一方、武豊騎手が5着以内に入選していない点には注意が必要です。

また、岩田騎手は過去10年間で2着を4回獲得いる。今回も有力馬に騎乗予定のため、馬券の目安として捉えておく必要があるだろう。

過去10年 調教師分析

過去10年のエリザベス女王杯で5着以内に入選した調教師の集計は次のとおり

調教師1着数2着数3着数4着数5着数6着以下数勝率連対率複勝率
[外]ダンロッ200000100.00%100.00%100.00%
(栗)角居勝彦1210377.10%21.40%28.60%
(栗)鮫島一歩10100050.00%50.00%100.00%
(美)小島茂之10010133.30%33.30%33.30%
(美)二ノ宮敬10001133.30%33.30%33.30%
(栗)吉村圭司10000325.00%25.00%25.00%
(栗)矢作芳人10000150.00%50.00%50.00%
(美)久保田貴10000150.00%50.00%50.00%
(栗)飯田明弘100000100.00%100.00%100.00%
(栗)友道康夫0200170.00%20.00%20.00%
(栗)西浦勝一0200010.00%66.70%66.70%
(美)斎藤誠0200000.00%100.00%100.00%
(栗)池添兼雄0100100.00%50.00%50.00%
(栗)五十嵐忠0100010.00%50.00%50.00%
(美)国枝栄0020010.00%0.00%66.70%
(栗)池江泰寿0020000.00%0.00%100.00%
(栗)石坂正0010050.00%0.00%16.70%
(栗)松田博資0010040.00%0.00%20.00%
(栗)佐々木晶0010010.00%0.00%50.00%
(栗)野中賢二0010000.00%0.00%100.00%
(美)田中清隆0001030.00%0.00%0.00%
(栗)松元茂樹0001020.00%0.00%0.00%
(美)木村哲也0001010.00%0.00%0.00%
(美)大竹正博0001010.00%0.00%0.00%
(美)畠山吉宏0001010.00%0.00%0.00%
(栗)木原一良0001010.00%0.00%0.00%
(栗)長浜博之0001010.00%0.00%0.00%
[外]デルザン0001000.00%0.00%0.00%
(栗)中内田充0001000.00%0.00%0.00%
(栗)大久保龍0000140.00%0.00%0.00%
(栗)鈴木孝志0000110.00%0.00%0.00%
(美)萩原清0000100.00%0.00%0.00%
(栗)池江泰郎0000100.00%0.00%0.00%

美浦(関東)が3勝に対して栗東(関西)が5勝で、ここでも西高東低の勢力図は変わらずといったところ。また、3年連続で栗東馬が勝利している点にも注目したい。

主な関西馬:クロノジェネシス、スカーレットカラー、ラッキーライラック、ラヴズオンリーユー

主な関東馬:フロンテアクイーン、ポンデザール

過去10年 前走クラス分析

過去10年のエリザベス女王杯で5着以内に入選した馬の前走クラス別集計は次のとおり

前走クラス1着数2着数3着数4着数5着数6着以下数勝率連対率複勝率
2勝0112030.00%14.30%28.60%
3勝00003160.00%0.00%0.00%
OP0000090.00%0.00%0.00%
G300012230.00%0.00%0.00%
G266434498.30%16.70%22.20%
G1435312011.11%19.40%33.33%

まずは1着馬に着目すると、G2が6回、G1が4回であるが、G1のうち2回はスノーフェアリーが海外レースを経て出走したもののため除いて考える。G2組の内訳は、府中牝馬ステークスが3回オールカマーが2回、京都大賞典が1回であり、G1組の内訳は、秋華賞が2回である。そして、前走で勝利した馬は2頭のみであった。

過去10年 前走距離分析

過去10年のエリザベス女王杯で5着以内に入選した馬の前走距離別集計は次のとおり

前走距離1着数2着数3着数4着数5着数6着以下数勝率連対率複勝率
1600m0010040.00%0.00%20.00%
1800m33326663.60%7.20%10.80%
2000m33443296.50%13.00%21.70%
2200m22101715.40%30.80%38.50%
2400m12140134.80%14.30%19.00%

一番成績が良いのは前走で2200mを使っている馬で、次に2000mを使っている馬である。また、過去10年で勝利した馬は、必ずエリザベス女王杯より前に2200m又は2400mを使っている。比較的長距離成績が伸びない牝馬の中で、長距離適正を持った馬が好走する。

2019 エリザベス女王杯 出走馬評価

ブライトムーン

ブライトムーンは3勝クラス未勝利馬だが、2200mや2400mのレースを多く走っている。重馬場でも長い脚を使えている点からも、パワーとスタミナは問題なさそう。馬場状態が悪ければ、開次第では馬券に絡む可能性も0ではない。

ラッキーライラック

ラッキーライラックは、2017年の阪神ジュベナイルF優勝馬であったが、チューリップ賞を最後に、1年半勝っていない。しかし、今年の夏場での上積みが大きく、前走の府中牝馬ステークスは、まだ絞れる馬体で5か月ぶりに出走して好走している。このひと叩きで更に変わるはずなので、エリザベス女王杯で結果を残しても全く不思議でない。2歳女王の座についたラッキーライラックの復権なるか。

シャドウディーヴァ

シャドウディーヴァは、徐々に力をつけてきた差し馬で、前走の秋華賞で4着だったように、同世代のG1では戦えるようになってきた。しかし、古馬に混ざって参加するエリザベス女王杯で勝ち負けの戦いをするのは難しい。同じ3歳馬のクロノジェネシスやラヴズオンリーワンより先着するイメージが湧かない。

ウラヌスチャーム

ウラヌスチャームは、そこそこの末脚を使うし、前走のひと叩きは良い方に向くだろう。また、前走で京都大賞典を使ったのはこの馬だけで、京都の長い距離でそこそこのメンバーとレースしている部分は好印象。しかし、自力ではAランクBランクの馬には劣るだろう。

ポンデザール

ポンデザールは、キャリア4戦目で初勝利してから4連勝中の長距離専門馬。大きな体を使った大きなストライドで豪快に走る姿は牝馬とは思えないものがある。前走も2600mをバテることなく走り切り、2着馬に3馬身以上先着している。3着馬は先日のアルゼンチン共和国杯2着のタイセイトレイルであり、決して弱い相手ではなかった。穴馬券を狙うなら、特にこの馬に注目。

クロコスミア

クロコスミアは、2年連続エリザベス女王杯2着であり、相性抜群である。京都2200mを逃げるスタミナと集中力を持ち合わせた牝馬はなかなかおらず、今年もスローペースな展開でハナを切れたらチャンスはあるだろう。しかし、年齢からか緩やかに能力は低下しているため、安易に2度あることは3度あるという抑えは禁物。リピーターの多い当該レースとはいえ、能力は必要不可欠だ。

レイホーロマンス

レイホーロマンスは、2018年以降に勝ちがなく、馬齢も6歳であり衰えを見せている。エリザベス女王杯で掲示板に載るのは難しい。

クロノジェネシス

クロノジェネシスは、3歳最強牝馬の一角を担う馬。レースは常に高水準で安定している。気性面も落ち着いており、折り合いの心配も少ない。春の時点では、ラヴズオンリーユーにあっさり負けてしまったが、夏場の成長が著しく、それを裏付けるかのように馬体重が20kgほど増加している。これは馬体の成長によるものだろう。前走の秋華賞でも十分に力を発揮してカレンブーケドールに2馬身先着して勝利している。ラヴズオンリーユーも当然に成長しているが、オークスでの勝敗にこだわる必要はない。優勝候補の1頭と言える。

アルメリアブルーム

アルメリアブルームは、ようやく前走で3勝クラスを勝利した。年齢的に前走以上の上積みは望めず、むしろ緩やかに下降していくなかにいるはず。ここは力負けをするだろう。

フロンテアクイーン

フロンテアクイーンは、6歳となったが能力の衰えはあまり感じない。前走の府中牝馬ステークスの走りは良く、好調が続いているならチャンスはある。昨年のエリザベス女王杯は7着と敗れたが、クロコスミアの単騎逃げは上手くハマり、リスグラシュー以外の馬はついていけなかった。着順が悪かった点よりも、リピーターの多いこのレースにおいては、1度経験している点を評価する。

ラヴズオンリーユー

ラヴズオンリーユーは、3歳最強牝馬の一角を担う馬。デビューから4戦4勝でオークスを勝利している。秋華賞は爪の影響で念のため回避したが、出せないこともない程度だったとの情報もある。春の時点で最強3歳牝馬は間違いなくこの馬だったが、夏場の上積みでクロノジェネシスとの力関係がどうなったのかを考える必要がある。また、オークスから一度もレースをしていない休み明けで、どれだけ力を発揮できるのかも考える必要がある。しかし、馬体状況と追切を確認した限りでは問題ないように思えるので、優勝候補の1頭であると考える。

センテリュオ

センテリュオは、前走は好位での競馬を行ったが、脚が溜まらず直線で伸び悩んだ。エリザベス女王杯でも先行策は難しく、後方からの競馬となった場合に、末脚対決で勝つのは難しい。前走でのひと叩きを評価に加えてもC評価止まり。

サトノガーネット

サトノガーネットは、春から夏にかけてレース漬け、休み明けの府中牝馬ステークスでは、直線の追い込みで伸び悩んだ。しかし、この馬は休み明けに強い方ではないし、馬体重の増加からもひと叩きするために使ったレースであろうから、エリザベス女王杯に合わせてきたと言っていい。しかし、今回のメンバーでサトノガーネットの末脚が勝っているかといえば疑問だ。ハイペースで有力馬が前競馬だった場合には、可能性が僅かにある程度。

ゴージャスランチ

ゴージャスランチは、4歳になって力をつけてきた晩成型の大型馬。前走は、スタートからゴールまでハナを譲らなかった。2200mの混合レースで逃げて勝利した実績は面白さを感じる。枠番と展開次第では、ある程度に組み込む可能性もあり。クロコスミアとハナを競い合ってペースが早くなるようであれば共倒れ。

ミスマンマミーア

ミスマンマミーアは、長距離適正はあるものの、今回のメンバーの中では力不足を感じる。前走で3着入りしているが、相手は1着馬以外は強くなかったし、エリザベス女王杯ではこうはならない。4歳になり力はつけてきているが、もう少し段階を踏む必要がある。

スカーレットカラー

スカーレットカラーは、前走の府中牝馬ステークスで素晴らしい力を発揮した。残り150mからトップギアに入り、5番手から一気に抜け出して1馬身以上差をつけて優勝している。脚色の良い馬を鮮やかに抜いた末脚は魅力的。2200m以上の出走経験がない点は気になるが、前走の落ち着きっぷりを見ると問題なさそうだ。エリザベス女王杯でも優勝候補の一頭と言える。

サラキア

サラキアは、3歳になってから万全でデビューし、新馬戦を勝利している。その後は、同世代のアーモンドアイ、ミッキーチャーム、カンタービレ、ラッキーライラックなどの影に隠れる形でここまできた。2200m以上のレースを使ったことが無く、血統的にも長距離向きではないが、確実に力はつけてきた。鞍上も川田騎手に代わり、先行の良い位置から抜け出せればワンチャンス有り。

レッドランディーニ

レッドランディーニは、前走に休み明けで府中牝馬ステークスを使っており、夏の上積みを感じた。しかし、2200mを使ったことが無い上に、メンバーが強くなる中でどこまでやれるのか。

2019 エリザベス女王杯 京都2200m コース

エリザベス女王杯が行われる京都2200mは、第1コーナーに入るまでに約400mの距離があり、内外の有利不利が少ないコースである。高低差の大きいこのコースは、距離以上のスタミナを要する。また、残り800m辺りから下り坂になり、ここまでの流れがスローであれば、逃げ・先行が有利な展開となり。安定して良い順位を残すためには、上がり3ハロンよりも4ハロンを重視してみる方が良いレースと言える。

2019 エリザベス女王杯 展開予想

2019 エリザベス女王杯 予想(リムクロ)

◎クロノジェネシス

〇スカーレットカラー

▲ラッキーライラック

△ラヴズオンリーユー

△ポンデザール

2019 エリザベス女王杯 予想(LC)

◎クロノジェネシス(180.994)

〇ラッキーライラック(146.008)

▲ラヴズオンリーユー(110.821)

△サラキア(69.09)

△クロコスミア(67.407)

2019 エリザベス女王杯 予想 Youtube

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