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エピファネイア産駒はダートが苦手?【徹底分析・回収率UP】

エピファネイア産駒はダートが苦手?【徹底分析・回収率UP】

この記事は、エピファネイア産駒のダート適正を分析することによって、『来る』エピファネイア産駒と『来ない』エピファネイア産駒を判断出来るようになり、結果として回収率を上昇させることを目的に作成しました。

学習内容
  • 血統背景からダートの適正を見極めよう
  • レース結果からダートの適正を見極めよう

【血統背景】エピファネイア産駒はダートが苦手

【血統背景】エピファネイア産駒はダートが苦手

父シンボリクリスエス産駒のダート適正

シンボリクリスエスの子は、勝率、連対率及び3着以内率のいずれも芝よりダートの方が成績が優秀です。また、ダート重賞を勝利した馬はたくさんいますし、G1クラスでの勝利を達成した馬もいます。

・ルヴァンスレーヴ(チャンピオンズC 他)
・サクセスブロッケン(フェブラリーS 他)
・ランフォルセ(ダイオライト記念 他)
・サンライズノア(平安S 他) 等多数

このため、エピファネイアの父、産駒にとっての父父は、ダートが苦手という特性はないと判断します。

母父スペシャルウィーク産駒のダート適正

スペシャルウィークの子は、ブエナビスタという歴史的名馬が誕生しているものの、全体としては芝よりもダートの成績が良いです。また、ダートG1級レースを勝利した産駒も誕生しています。

・ローマンレジェンド(東京大賞典 他)
・ゴルトブリッツ(帝王賞 他)

なお、母父実績としてもやはり芝よりダートの方が成績が良いため、ダートが苦手という特性はないと判断します。

母シーザリオの血がダート適正を

父も母父もダートを苦手としない血統であるため、エピファネイア産駒がダート適正を有するかというと、やはりダートは苦手です。では、なぜ苦手なのか?

原因は母シーザリオです。シーザリオには母父サドラーズウェルズの血が流れており、その特性が濃く引き継がれ、ダートでは全く走らない血統となりました。

そしてシーザリオ自身も産駒にその特色を色濃く伝えています。このため、サートゥルナーリアの子もダートでは走らないと予想できます。

【レース結果】エピファネイア産駒はダートが苦手

※2020年5月19日現在のデータを用いています。

ダートと芝の成績を比較

芝 41-56-36-287(勝率9.8%、連対23.1%、3着内31.7%)単勝回収率173%、複勝回収率96

ダ 6-6-7-114(勝率4.5%、連対9.0%、3着内14.3%)単勝回収率18%、複勝回収率39

ダートで勝利した産駒

エピファネイア産駒は、合計47勝しており、そのうちダートが占める勝利数はたったの6回です。その6回の勝利をさらに紐解いてみると、全て未勝利戦にとどまり、強い相手関係での勝利は1度もありませんでした。

また、勝利した6頭のうち3頭は、芝で2着の経験を有しており、ある程度力を積んでからダートに挑んで勝利したものです。これは舞台替わり要素が強く、ダート適正により勝利したものではないでしょう。

芝2着を経験
  • プントファイヤー(母父:フジキセキ)
  • レッドブロンクス(母父:キングカメハメハ)
  • セクシーフェイス(母父:レディーズイメージ)

一方残りの3頭は、いずれもダートで強い母父との配合であり、とりわけゴールドアリュールやフジキセキの産駒はダートG1を勝利していますので、1年かかってまだ2勝する馬が出ていないというのは、ダートが向いていない現れではないでしょうか。

母系がダート血統
  • ベルウッドネイチャ(母父:ゴールドアリュール)
  • キャルブルー(母父:フジキセキ)
  • ワイドソロモン(母父:テイルオブザキャット)

例えば、同時に種牡馬デビューしたキズナの産駒は既にダート2勝馬を輩出しています。先に芝G1で勝利したエピファネイア産駒がダートで遅れをとっているのは、ダートに向いていない傾向だと言えるのではないでしょうか。

とはいえ、全く通用しないわけではなく、芝で勝ち負けした馬がダートに出走する場合や、母系がダート血統であり、ダートで走らせることを目的に配合された馬は、未勝利戦で勝利することができるとわかりました。

まとめ
  • 【血統背景】父シンボリクリスエス・母父スペシャルウィークはダート〇
  • 【血統背景】シーザリオの血がダートを苦手にしている
  • 【レース結果】ダートの単勝回収率はたったの18%
  • 【レース結果】ダートで買うなら母父はフジキセキ・ゴールドアリュール

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