この記事は、JRAで発売されている馬券の種類について解説しています。馬券の種類を覚えることにより、自分の自信度や予算等に応じた馬券を購入できるようになりますので、しっかりと押さえておきましょう。
馬券の種類を覚えよう
JRAで発売されている馬券の種類は次のとおりです。
少しでもわかりやすいように、難易度を『⭐︎』で表現しました。⭐︎の数が多いほどが難易度が高く、⭐︎の数が少ないほど難易度が低い馬券です。
当然ながら、難易度の高い馬券の方が、オッズは高い傾向にあります。
最初は難易度の低い、『単勝・複勝・ワイド』から始めることをおすすめします。
単勝(☆☆)
単勝は、1着の馬を当てるシンプルでわかりやすい馬券です。
しかし、人気の無い馬が1着になった場合は、オッズ(配当率)が跳ね上がり、過去にはオッズ500倍以上の払戻しとなった例もあります。(100円賭けたら50,000円貰える)
初めは、かっこいい馬体やかわいい馬名を見つけて、単勝馬券を100円買いましょう。そして、声を出して思いっきり応援し、的中した場合は思いっきり喜びましょう。競馬の楽しさがわかります。
複勝(☆)
複勝は、3着以内の馬を当てる馬券です。単勝よりも的中の範囲が広くなった分、オッズも低くなります。また、出走頭数が7頭以下の場合は、2着以内の馬を当てることとなり、3着の馬を当ててもハズレとなりますので、ご注意ください。
複勝は、最も的中確率の高い馬券のため、複勝転がしという手法があります。
複勝転がし
複勝買う→的中→払戻全額複勝買う→的中 これを繰り返す
1回のオッズが低くても、繰り返し的中すれば高額ゲット!
1.5倍が5連続成功で7.5倍!2.0倍なら32倍!
枠連(☆☆☆)
・購入時は必ず馬連とオッズを比較
・同枠連対は見落としがち
競馬には、馬番号の他に枠番号というものがあります。JRAで1レースに出走する頭数は最大18頭のため、馬番号は1から18番までありますが、枠番号は1から8番までしかありません。このため、9頭以上出走するレースでは、同じ枠に2頭又は3頭の馬が入ります。
枠連は、1着と2着に来る馬の枠番号を当てる馬券です。1着と2着は順不同であり、どちらが1着でも同じ結果となります。(例:1着2枠,2着3枠と1着3枠,2着2枠)
9頭以上は、外枠(8枠)から2頭になり、17頭以上は、外枠から3頭になる
ちょっと複雑な馬券のように思えますが、枠を2つ選ぶだけなので、少し競馬に慣れてきたら購入してみると良いと思います。
必ず馬連と比較
枠連を場合は後述の馬連と、必ず比較して購入するようにしましょう。例えば10頭立ての場合は(上記画像真ん中のパターン)、『枠連1-3』と『馬連1-3』は、どちらも1番と3番が1着と2着になった場合に的中となる馬券です。
しかし、実はこの2つの馬券は的中時のオッズが違うんです。なぜかというと、枠連は枠連、馬連は馬連で売上を山分けする仕組みだからです。
例えば、枠連も馬連も10,000票発売されたとして、枠連は200票、馬連は100票的中したとします。そうすると、馬連の方が分け合う数が減りますから、配当は増えますよね。
オッズは変動が激しいため、締め切るまでどっちのオッズが高いかわからないこともありますが、大きく差がある場合は、必ずオッズの高い方を選びましょう。
同枠連対は見落としがち
同枠連対とはつまり、同じ枠の馬が1着と2着になることを言います。このケースを枠連で的中させるためには『枠連1ー1』のような馬券を買わないといけません。
例えば1枠1番の馬が絶対2着以内に来ると思い『枠連1−2、1−3、1−4、1−5、1−6、1−7、1−8』の枠連を購入したとします。同枠である1枠2番の馬が1着又は2着になった場合、『枠連1−1』を購入しないといけませんので、全てハズレとなります。
案外ありがちなミスなので、同枠連対の見落としに気を付けましょう。
馬連(☆☆☆☆)
馬連は、1着馬と2着馬の馬番を当てる馬券です。1着と2着は順不同であり、どちらが1着でも同じ結果となります。
枠連が最大64通りに対して、馬連は153通りあるため、枠連より的中確立は下がりますが、オッズは高くなる傾向にあります。
5000倍以上の払戻しとなったことがあり、万馬券(100倍以上の馬券)も割と多く発生します。
馬単(☆☆☆☆☆☆)
馬単は、1着に来る馬と2着に来る馬を完全に当てる馬券です。1着と2着の馬が入れ替わった場合、ハズレとなります。
馬連が最大153通りに対して、馬単は306通りあるため、馬連より的中確立は下がりますが、オッズは高くなります。
15000倍以上の払戻しとなったことがあり、万馬券は毎週発生します。(15000倍は、100円→150万円)
1→2と2→1のように、両馬が1着、2着になるパターンを購入する場合は、馬連を購入する場合とオッズを比較しましょう。馬連だと両パターンを押さえられて、2倍賭けられるので、得な場合もあります。
ワイド(☆☆)
ワイドは、3着以内に来る馬を2頭当てる馬券です。1~3着の着順は関係ありません。
ワイドは複勝馬券の発展形で、イメージはダブル複勝です。複勝を予想して、来そうな馬が2頭以上いる場合に買うと良いでしょう。
また、本命馬が1頭で人気馬のときに、配当が高くなるような穴馬を相手に選んで組み合わせる方法もあります。
穴馬同士を組み合わせて購入すると、意外と万馬券になることもあります。
3連複(☆☆☆☆☆☆)
3連複は、3着以内の馬を3頭全て当てる馬券です。1~3着の着順は関係ありません。
1頭でも4着以上になってしまったらハズレとなる反面、3頭の有力馬がいるようなレースで、その3頭が1着~3着を占めた場合には、非常に配当が小さくなります。
反対に、有力馬が全て4着以下となるような波乱のレースでは、非常に高いオッズとなる可能性があります。3連複は最大816通りあり、70,000倍近い払戻しとなったことがあります。(70,000倍は、100円→700万円)
なお、馬を5頭前後選び、全通りの3連複を購入する『3連複ボックス』を買う方も多くいます。(4頭なら4通り、5頭なら10通り、6頭なら20通りで全通り購入可能。)
3連単(☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆)
3連単は、3着以内の馬を完全に当てる馬券です。3連単は、1着→2着→3着の順番に完全に当てないといけない馬券のため、毎日万馬券が生まれ、最近では100万馬券もよく目にします。
3連単は最大で4896通りあり、的中させるのが困難な反面、300,000倍近い払戻しとなったことがあるなど、ハイリターンが期待出来るため、人気があります。(300,000倍は、100円→3000万円)
競馬の場合、全ての馬券が100円から購入可能なので、ハイリスクなくしてハイリターンを得る可能性があるのも魅力的だと思います。
WIN5(☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆)
宝くじだと思ってください
WIN5は、JRAが指定する5レースの全ての1着馬を完全に当てる馬券です。
基本的には週に1度、日曜日に発売されるWIN5ですが、日曜日のメインレース(一番グレードの高いレース)から遡って5レースが対象となります。JRAは同時に2又は3の競馬場でレースが開催されていますが、全ての競馬場のレースから対象レースが選ばれています。
【例】京都10R⇒東京10R⇒新潟11R⇒京都11R⇒東京11R
WIN5は最大で1889568通りありますが、史上最高の払出しは4億7000万円を超える払戻しが発生しました。(2019年2月発生)
ボックス&フォーメーションで楽ちん購入
ボックス
ボックス投票とは、選んだ馬で作れる全ての組み合わせを買うことです。選んだ馬のどれが来てもおかしくないというときに、便利です。
ただし、点数が多くなりすぎる点には注意しましょう。例えば3連単で5頭ボックスを選択した場合、60通りのため、最低でも6,000円の資金が必要になります。
フォーメーション
フォーメーション投票とは、各順位において選んだ馬の全ての組み合わせを買うことです。1着固定したい馬がいて、3着以内の候補馬が何等かいる場合などに最適です。
ボックス投票よりも、絞って購入するため、購入額を抑えることができます。
馬券の種類についての解説は、以上で終了です。
さらに深く学習する場合や、他の項目について学習する場合は、下記をご参照ください。
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